北米原産のベリー系のバラ科の小果樹(学術名を「Aronia melanocarpa Elliot」)のことです。
花の構造がナナカマドに似ていることから、ロシアでは「黒い実のナナカマド」と呼ばれており、テレビ等では「(ブラック)チョークベリー」という名で紹介されることもあります。
耐寒性を有していることから主に北米やロシアで栽培されており、日本では1976年(昭和51年)にソビエト連邦(現:ロシア)から農林水産省果樹試験場に種子が導入されたことをきっかけとして栽培が開始されました。
ブルーベリーやハスカップよりも豊富なポリフェノール成分を含有しており、特に目の疲労回復や機能改善に効果があると言われているアントシアニンが多いのが特徴です。その豊富な成分量ゆえに生果実を食すと若干の渋味と淡い苦味が残ることから、食用には加工するのが一般的です。